1000年以上の歴史を持つ木造軸組み工法のご説明です。


   耐震性にも優れた木造軸組み工法、自然素材を上手に利用すれば

              森林保護になり、地球温暖化防止につながります。     

   木造軸組み工法の素晴らしい所を、

         木材をふんだんに使用した現場での写真を例に紹介したいと思います。

 木造軸組み工法を説明しましょう。

 

1・地面に最も近い木材  土台(どだい)
 建物の最下部で、基礎と建物の骨組みをつなぐ重要な役割を果たしています。地面に最も近いため、

腐朽菌や白蟻に侵されないように、それらに強いヒバ、ヒノキ、クリを使用。

ただし必ず心材(赤身)であることが条件です。

その他の材を使うためには防腐防蟻剤を加圧注入したものでなければ使用できません。

また適した材でも土台周辺を風通しがよく水分の少ない環境にしなければ、その性能は発揮できません。

基礎にはか風窓や床下換気扇、土台パッキンで通風する事が有効的です。


基礎〜土台〜柱を
ホールダウン金物で緊結。




   
ヒバ 120×120浴槽にも使用されるほど耐水性抜群。
                           
  
         




 2.隅に必要な通し柱(とおしはしら)
 
二階以上の建物で、一、二階を貫いている柱を通し柱と言います。建物の四隅には必ず必要な柱です。

梁や胴差との接合部(仕口といいます)には、かき取る溝ができるため、私たちの4寸以上の梁などを

使用するには断面が4.5寸以上の材でなければなりません。通常は5寸角ヒノキを使用。

使用する材種は ヒノキ、スギ などです。
 

  
  
5寸角通し柱      8寸角大黒柱



 3.壁を作る下地の間柱(まばしら)
 柱と柱間にあって、おとし(土台、梁、胴差し、桁などの横に架ける材)の間に立てる柱を間柱といいます。

柱にといっても正角ではなく、通常30*120の平角で製材される部材です。

間柱は壁を作るための下地材で、壁の厚みによって部材寸法は変わりますから、

一つの建物に数種類の寸法の間柱が必要になります。和室の真壁と洋室の大壁では違います。

壁の中に隠れてしまう部材ですが、仕上がり面の壁を変形させないよう、

また壁内の水分を出す事の無いように、よく乾燥させた木材を使用することが大切ですので、

私達は乾燥材を使用しています。

         

  
30×120間柱(ヒノキ)     上棟後 柱と柱の間にあるのが間柱、窓台にも使用


4.床の柱は束(つか)
短い垂直材の事を総称して束といいます。
小屋束は母屋を支える束、床束は大引きを支える束です
ヒノキを使用します。

最近は耐久性や耐震性を考慮し、鋼製束やプラ束も使用します。
  
 
ヒノキ105角     プラ束(フクビ製)         鋼製束

         プラ束、鋼製束共、国土交通省住宅局の高耐久性住宅部材に認定されております。


5.耐力壁を作り、腰を支える管柱(くだばしら)
 1階のみ、2階のみにある柱は管柱と呼びます。

1階では腰物や胴差にかかる力を受けて支える部材で、

2階では、小屋梁や桁にかかる力を受けてさらに下部に伝える役割を果たしています。

また、耐力壁を作るための重要な部材です。

材種はスギ、ヒノキでケヤキやクリを使った民家も在ります。


 真壁工法(和室などのような柱の間に壁を設置する工法)の場合、

柱に割れを生じないように背割れをした材料が使われますが、

柱の脚部に重要な接合部がある場合は、背割れ材は使用しません。


      

  上棟中 2階管柱120角杉材 細かく立てられています。    柱には栓を差し、引き抜きに耐えます。 


6、大引き(おおびき)


 
大引きは1階の床を支える横架材で、その端部は土台で止められています。

床は、この大引きの上に根太を一定間隔で打ち付けて、床板を張って仕上げます。

大引きは普通は半間(約90CM)間隔で入れますが、床に厚板を使う場合は根太を省略して、

厚板を直接大引きの上に張る事もできます。社寺などはその様に厚板を使用します。

床の荷重は大引きが受け、それをさらに半間間隔に立てた床束が受けて基礎や地盤に伝えていきます。

     

  105角ヒノキ材      大引き床組み120角ヒノキ


7、柱と柱をつなぐ桁(けた)


 外壁面のいちばん上部にあって棟木と平行な部材が桁です。

役割としては、柱上部をつなぐ部材で、さらに屋根を作るタルキを受けて、

その屋根荷重を下の柱に伝えます。また、風圧力を直接受けるので、

屋根が持ち上がらないように、桁とタルキの接合部はしっかりと止めなければなりません。

 
   


8、家のベルトのような胴差し(どうざし)
 
胴差は2階の床を作るための部材ですが、

外壁廻りにあって、通し柱と通し柱をつないでいます。

また、耐力壁である外壁を作る大切な部材でもあります。

   


9、最上部にある棟木(むなぎ)
 屋根を作る為に、桁に平行に、最も高いところに位置するのが棟木です。

軸組みの組立完了の日を上棟(棟上)と呼ぶのも、

一本一本きざまれた部材を組み上げていって、最後に最も高い位置にある棟木を組んで完了、

というけじめの一本だからです。
 棟木は屋根の荷重を受け、小屋束から小屋梁に伝える役割を果たしています。

   

  寺の本堂の上棟終了  一番上が棟木  今、正に棟木を掛けているところ!(三角のてっぺん)


11、屋根をつくる斜めにうつ垂木(たるき)
 垂木は木造軸組み工法には、数少ない斜め材の一つです。下に垂れているから垂木と覚えて下さい。

垂木は屋根を作る下地材で、桁、母屋、棟木の間隔によってその寸法を決めます。

その間隔が広がっていけば断面寸法は大きくなり、4寸角なんていう垂木を使う事も在りますが、

それ以上は「のぼり梁」と呼びます。大きな断面の垂木は屋根を作る下地材という役割だけではなく、

屋根荷重を下に伝え、風圧力を受ける構造材としても働くことになります。




10、垂木を支える母屋(もや)
  屋根を作るために、最も高い棟木と最も低い桁との間にあって、

棟木と平行に、垂木の下にかけられた材を母屋といいます。

また、棟木と同様に、屋根の荷重を受け、小屋束へ荷重を伝えるのですが、

小屋裏空間を作る場合は、母屋の断面寸法を大きくする事も必要になってきます。





11、耐力壁
 構造用合板などによる耐力壁が総合的には耐力が確実に確保できると考えても良いでしょう。

これは他の合板とは強度、耐久性ともすべて違います。構造用合板を使うべき壁に他の合板などは耐力上問題です。

止める釘はN50釘を15cm間隔でうちます。そして、ホルムアルデヒド含有量がすくないF1等級品を使用します。


12、荷重を下に伝える梁
 梁には、床を作り、床の荷重を受けて下の柱に伝えるための床梁(腰の物)と、

屋根の荷重を受けてそれを下の柱に伝えるための小屋梁とに分けられます。

荷重を受ける梁は強度が要求されるため、ベイマツや地松などが適しています。

強度が確かであればスギも使う事ができます。

    


13、耐力壁の中身の筋違い(すじかい
 筋違いは部材の中では歴史が浅く、耐力壁を作るための壁の中に入れる斜め材のことを言います。

これはただ入れるだけでは十分効果を果たせるとはいえません。圧縮力には抵抗しますが、

引っぱり力に対しては、しっかり接合しておかなければなりません。

その為、筋違いプレートなどで柱、土台、腰、梁などと結合します。

材はベイマツ、寸法は45*105、105*105を使用します。

     

 


 

木の家工房 松谷建築 の取り扱う耐震・制震装置

 

☆ ジオフォルテ     



  「ジオフォルテ」は、木造一戸建住宅用の制震装置で、センターフレームと制震ダンパーで構成されています。地震が発生すると、センターフレームが制震ダンパーに地震のエネルギーを効果的に伝達し、制震ダンパー内に設置された「高減衰ゴム」(※)が伸縮しながら、地震のエネルギーを熱エネルギーに変換して吸収し、建物の揺れを抑える仕組みです。
※「ジオフォルテ」にも使われている「高減衰ゴム」は、風雨などにさらされて激しい振動を受ける斜張橋の揺れを防ぐケーブル用ダンパーとして数多く使用されているものです。衝撃を吸収する力が強く、約100年の耐久性があります。


  通常地震が発生すると、1階の揺れが2階に伝わり、増幅して2階の方が大きく揺れます(図1)。制震装置を1階に入れ、揺れを吸収させることで、2階の揺れ幅を軽減し、建物の損傷を抑えます。また、本震での建物の損傷を低減しますので、余震などにも効果があります。
  さらに、工場でパネル化された状態で出荷されますので、安定した施工品質と、現場施工費の軽減を実現できます。
 

 

  ジオフォルテによる効果
 ●建物の2階の揺れ幅を軽減
 ●繰り返す大地震に対して効果あり
 ●
地震や台風の揺れにも制震効果を発揮







制震装置とは

 制震装置は、建物の躯体に粘りや弾力のある金属やゴムなどの部材を組み込んで、地震の揺れのエネルギーを吸収させ、建物の揺れを低減させるものです。
  地震対策の考え方には大きく「耐震」と「免震+耐震」、「制震+耐震」があり、地震の揺れを建物に伝えない「免震」は、地震対策としての効果は高いのですが、300〜400万円程度のコストがかかり、地盤や敷地などにも制約があります。一方、地震の揺れを低減させる「制震」は、地震による建物の揺れは免震よりも大きくなりますが、地盤や敷地に免震のような制約はなく、価格も免震の4分の1〜5分の1程度です。

 


☆ タイトニック

耐震座金 タイトニック
 

タイトニックは木材の木痩せ、荷重による収縮や、振動による緩みを防止して、接合部の耐力低下を防ぎ、新築時の耐震力を長期に維持します。


マジックリングがクサビの働きをします。そのマジックリングをスプリングが木痩せに追従しながら無段階にスムーズに押して行くのでタイトニックは戻りません。木痩せしたどの位置でも、ボルトはマジックリングによって、きつく締められています(追従したスプリングは縮みません。)増し締めもできます。


■使用場所

【従来の木造住宅】

アンカーボルト、羽子板ボルト、火打ボルト、ホールダウン金物、その他

【従来の木造住宅】

アンカーボルト、ホールダウン金物、その他

【グルーラム工法及び新工法】

アンカーボルト、縫い合わせ、緊結金物

その他、ログハウスやエクステリアにもご利用ください。

施設風景は、こちらから
羽子板ボルト 火打ち金物 アンカーボルト ホールダウン 金物工法

※タイトニックは座金です。ボルト・ナット等は別にご用意下さい!

■取付方法

タイトニックは、お手持ちのボルトに入れてナットで締めるだけ。特別な手間は一切不要です。

1.ボルトにタイトニックを通す。
2.ナットを入れる。
3.ケースの中のバネが密着するまでナットで締める。

ご使用時の注意事項
  • タイトニックは「必ずネジ山側」に使用してください。
  • 締め付けトルク10N・m〜30N・m
  • 締めすぎるとタイトニックの機能が発揮できなくなる場合があります。木材やネジ山を痛めるだけで、木痩せ対策にはなりません。


■製品規格

TZ12SE-ITZ12ME-ITZ12SES-1.pdfT-16ME-1.pdf

 


☆ ホールダウン金物などの耐震金物    詳しくはタナカ住宅資材事業部 サイトへ。

 

 

S10A02-01 , S10A02-02 , S10A01-02 , S10A01-03

告示1460号第二号(へ)〜(ぬ)該当品

オメガー

ビス止めホールダウンU

ビス止めホールダウンU
専用角ビットビスTB-66D
15kN用(使用本数5本)
20kN用(使用本数7本)
25kN用(使用本数10本)
35kN用(使用本数15本)

短期許容引張耐力15.6、20.9、28.7、35.4kN

用途・特長

基礎と柱脚の緊結、柱と横架材の緊結、上下階の柱相互の緊結に使用します。

  1. U字型ホールのクリアランスと、角ビットビスの使用で施工が容易になりました。

  2.  

    柱にとめ付けるビスがセットされており、従来必要であったボルトや座金が不要となりますのでコスト削減が図れます

  3.  

    ボルト穴加工や座掘り加工が不要となったため、柱の欠損から生じる構造躯体の弱体化を防ぎます。

  4.  

    引き寄せ金物S-HDに比べ、サイズがコンパクトなため、他の材への干渉が少なくなりました。

  5.  

    本体・ビスともダクロタイズド表面処理され、防錆力、耐久性にも優れています。

施工例
施工例施工例施工例施工例
寸法図
寸法図
 
材質
JIS G 3131(熱間圧延軟鋼板及び鋼帯)SPHC
表面処理
ダクロタイズド表面処理
     


 外壁下地材 ダイライトMS     詳しくはDAIKEN:大建工業株式会社 大建工業ホームページへ

無機質素材の常識を超え、多様なニーズに対応した理想的な新素材。

防腐・防蟻性に優れ、寸法安定性・透湿性にも優れた<ダイライトMS>。軽量ながら構造用合板(特類)と同レベル以上の強度を誇るとともに、防火性が高いなど、外壁下地材に与えられた多彩なニーズに対応

柱外側に貼り付けします。ダイライトと軸組み筋交を併用しています。

外壁下地材 ダイライトMS 

ダイライト耐震かべ かべ大将

「耐震リモデル」なら、ダイライト耐震カベ<かべ大将>

高強度&高耐久な新素材「ダイライト」がベース。カベ倍率2.3倍で既存住宅をスピーディに強化します。廃材処理を抑え、環境に優しい。短期間・低コストで耐震リモデルが可能です。

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