バリアフリーを重視した気遣い溢れる家/長期優良住宅
年齢を重ねたご両親の為に、安全、そして快適な住まいに。
既存の立地を考え、日当たりや風通しを十分確保するようパッシブハウスの概念を設計に取り入れ。
50年程度経過した住宅の建て替えのご相談でした。敷地の間口いっぱいに既存住宅は建っており、東側には広大な庭が。まず設計プランニングにあたり立地のバランスを考えました。西側接道境界線からセットバックを広く取り3台分カーポートスペースして、なるべく東側へ住宅を配置し、南側に接する隣家を外し採光と通風をリビングに供給できるように。同時に2階の洋間も採光通風を確保。父母の部屋は東の庭にテラスを設け、両部屋から庭を望め、採光通風の自然エネルギーをしっかり受け入れられる住環境としました。ご高齢の父母の為に、廊下幅やトイレ幅など水廻りを1m以上確保、UBと脱衣室、洗面、ファミリークローゼット、洗濯物干し室を片引き戸を通じて全て隣接し、スムーズな家事動線としました。玄関は2枚引き込み、カーポートから玄関も土間スロープで隣接し車いすの移動を可能としています。玄関廊下の手すりや、照明をセンサーライトにする事でスムーズな移動を可能としています。リビングダイニングですが、庭の眺望と同時に採光通風も取り入れられるバリアフリータタミ敷き、仏間を設け仏事などにも対応出来ます。床と天井にはカラマツ無垢板を施し、癒される温かい空間となりました。キッチンには幅3m超のパントリー兼収納、家電収納を設け、対面キッチンとする事で庭からの採光も感じる事が出来ます。利便性を考えて勝手口兼脇玄関兼土間収納が隣接しています。西側の接道境界線にあるカーポートと住宅を隣接して、雨や雪の日など天候に影響を受けない出入りが出来ます。全体的に、耐震断熱は勿論、採光通風、バリアフリー等充実した住宅設計となりました。
断熱等級5,耐震等級3仕様の新築木造住宅です。